「インプラントをしてみようかな?」と思った時、多くの歯科医院がインプラント治療を行っているので治療を受けるのは簡単です。
では、「どこの医院でインプラントをすれば良い治療を受けられるの?」と考えた時、様々な情報が氾濫していて、どの医院で治療を行えばよいのかの選択が難しいのが現状です。
そこで、患者様が医院選びをされる際に是非とも参考にして頂きたい大切なポイントを紹介させて頂きます。
滅菌対策を含め、様々なリスク対策を行っているか?
安全に行うためレントゲン撮影だけでなく、
CT撮影も実施しているか?
患者様が思っていることを、しっかり聞いてくれる先生か?
インプラントをする際、複数の医院で実績や安全に対する取り組み、そしてその医院の治療コンセプト等を聞くことが大切です。不安や疑問点はしっかりと担当医に相談し、疑問をなくしてから治療を受けるようにして下さい。
最終的には、歯科医師の人柄や相性、医院の雰囲気なども大切な選択基準になってきます。
当院では、「より安全に」をコンセプトに治療を行い、治療が終了してから
「いかに長く使えるか」を重要視しております。
そして、質の高いインプラントはもちろんのこと、治療をクオリティー高く行えるように、治療によっては専門別に対応しております。
治療が終了した患者様からのご紹介が多いのも、私たちのコンセプトが患者様にご理解頂けている結果だと感じております。
徳山鐘雄先生が当院のインプラント手術を担当致します。
・東北大学歯学部卒業
インプラント治療で考えることは『安全』です。
当たり前のことですが、これが重要でありそのための努力を怠らない事が必要だと考えております。私たちは、安全性を高めるために次の取り組みを行っております。
・術前のCT検査などによる詳細な骨状態の把握
術前にどれだけ患者様のお口の情報が得られるかが、
安全なインプラント手術では大切です。
様々な検査を行い情報収集しますが、中でも
CTによる検査は非常に大切となります。
CT技術が歯科にも導入されることにより、
今までは術前に調べることができなかった事までも、
事前に調べることができるようになりました。
当院では、院内にCTを導入しています。
CT撮影のために、わざわざ大学病院などに足を運ぶ必要もありませんし、なによりも術後にしっかりインプラントが埋入されているかの確認を、その場で即時に確認することができ、当院のモットーである「安全」な治療に貢献しています。
・より安心、安全の治療を可能に
トロフィーパン スープリーム 3Dは従来のものと比較してX線の照射量をより抑えつつ、高画質な画像を撮影することができる歯科用CT装置です。
目に見えない歯根や顎の骨の状態などを3D画像で詳細に把握でき、画像の鮮鋭度を上げながら、その部分に当たる放射線量を下げることができます。
・感染を防ぐための滅菌や衛生管理
これはインプラントだからというわけではなく、
医療当事者としては当然のことです。
当院では、ヨーロッパ基準(EN13060)で
厳しい基準をクリアしたクラスB規格の滅菌器
(オートクレーブ)を使い、すべての治療器具
の滅菌を行っております。
安全な治療を行うためには、術前のしっかりとした
治療計画と実際の治療時の細心の注意が必要です。
一人のドクターで治療計画を考えると、どうしても偏った
考え方になってしまうことがあります。当院では治療計画を
一人の認定ドクターがたてるのではなく、その治療計画が
問題ないかどうかを他のドクター数名でチェックをし、
適切な治療を選択しております。
インプラント治療は、「歯が入って噛みやすくなったら治療終了」と普通は考えます。しかし、私たちはそこからが始まりだと考えております。
それは歯を入れることが私たちのゴールではなく、どれだけ長く持つかが私たちのインプラント治療のゴールだと考えているからです。高額なインプラント治療をして、数年でダメになったら患者様も残念ですし私たちも残念です。早く歯を入れて終わりではなく、長くもつインプラントをしたいというのが私たちの思いです。基本に忠実で丁寧に治療を行い、長期的に機能させ、患者様がどれだけ長くインプラントで楽しい生活を送れるかがポイントだと思っております。
「インプラント治療が一番良い治療とは限らない。」
これはとても大切な考え方です。
歯を失った部分の治療には、インプラント以外に
入れ歯やブリッジなどの治療法もあります。
インプラントには、たしかに他の治療にはない
メリットがたくさんあります。
ただ、他の治療より全ての面で優れている訳では
ありません。インプラントは外科処置が必要であり、
それがどうしても不安な方もいらっしゃいます。
その時は、一度、入れ歯にトライしてみるのも一つの
選択肢だと思います。また色々な医院で話を聞いたからといって、インプラントだけが唯一の治療法と思いこまないで下さい。あなたにとってインプラントが色々な意味で負担が大きいと感じれば、それは今インプラント治療をする時ではないのです。あなたが心から「インプラントがしたい」と思えるときが、治療の時です。
当院では、セカンドオピニオンも積極的に行っていますので、是非ご活用ください。
インプラントはブリッジ・入れ歯などの治療法と比べ、他の歯への負担も少なく、噛む力が天然の歯と近いため、「第二の永久歯」と呼ばれています。
しかし、天然歯のように自然に美味しく食べ物が噛めるだけでは、本当の第二の永久歯とは言えないと当院では考えております。
当院では、安全なインプラント治療により、しっかり噛みやすい歯を造るのは大前提であり、更に「美しさ」「全体との調和」を考えインプラント治療を行っております。
そのために行うことは事細かにありますが、患者様が分かりやすい事例をご紹介します。
下記の画像は、歯周病で歯肉が後退してしまっていた患者様の、治療前・治療後の画像です。インプラント治療のほかに、後退した歯肉を回復させる為「歯肉移植」も行ったケースです。
歯肉移植を行わなくともインプラント手術することはできるのですが、これを行うことにより、お口の全体的なバランスも取れ、見た目の非常に良くなります。
当院では、「しっかり噛みやすい」という機能面の回復だけでなく、「見た目も天然の歯と変わらない」といった、審美的な面も含めたインプラント治療を患者様にご提供しております。
価格は約33万円。インプラント埋入による治療。
リスクとしては、外科治療となるので,痛み・腫れ・出血などの可能性がある。
今や、歯科医師からの提案だけではなく、患者様自身もある程度の知識を持って治療を選択する時代になってきています。
そこで、次節以降は歯科知識のない患者様でも、ご自身に適した治療法を選択できるように、歯を失った場合の選択肢であるインプラント、入れ歯、ブリッジについて、そしてインプラントに関しての当院の取り組みなどを書かせて頂きました。是非、御一読下さい。
歯を失ってしまった場合には、インプラント・ブリッジ・入れ歯の3つの選択肢があります。
【インプラント】 | 【ブリッジ】 | 【入れ歯】 |
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それぞれの治療法の特徴についてご説明します。
インプラント治療は、歯を失ったところを回復する治療としては、
現在の歯科医療で実現可能な新しい治療方法であるといえます。
インプラント治療では、歯を失ったところに人工のネジを埋め込み、その上にかぶせものを装着することで、本来の機能近くまでかむ力を回復することが可能です。ブリッジや入れ歯と異なり周囲の歯に負担をかけることもなく、見た目にもほとんど自分の歯と区別がつきにくいです。
また、しっかりメンテナンスを継続することで10年経過後のインプラントの残存率は95%以上と、他の治療方法と比較しても圧倒的に成功率の高い治療法であり、インプラント治療が現在の歯科医療を大きく変えたといわれているほど質の高い治療方法であるといえます。
ただし、保険の適用範囲外の治療となります。
インプラント治療が普及する以前は、歯を失った場合の第一選択として考えられていたのが、ブリッジによる治療です。
ブリッジ治療では、失った歯の両隣の歯を削って、土台を作り、両端から橋渡しをするような形で失った歯を補うようにします。
見た目には歯の本数が増えたように見えますが、実際には、失った歯の分を両端の歯で支えていますので、かむ力は本来の60%程度となります。
また、ブリッジの8年経過後の残存率は50%程度と低く、支えとなっている両端の土台となった歯に大きな負担がかかるため抜歯しなくてはいけないケースも多く存在します。このリスクをしっかりと認識したうえで治療を選択することが大切です。
ブリッジは、装着する部位や、使用する材料に応じて、保険適用されるものと保険適用がされないものがあります。
入れ歯による治療は古くから行われている方法です。
失った歯の本数に応じて、様々な形態の入れ歯が存在します。
入れ歯のかむ力は、30%程度と言われています。3つの治療方法の中では、一番安定感がないだけではなく、『入れ歯は歯を壊す装置』と言われるほど、入れ歯をひっかけている歯がその負担に耐えられずに抜歯しなくてはいけないケースが多いといえます。そのため、入れ歯は4年程度で50%以上の方が作り直している治療方法です。
「家族と一緒に食事に行っても自分だけメニューを変えなくてはいけない」「旅行にいったときなどは、隅の方で隠れながら入れ歯を外している」など生活の質を落としてしまうのも入れ歯の欠点であるといえます。
しかし、保険外の入れ歯を選択して頂くことで、適切な入れ歯を作成することが可能となり、「痛い、噛めない、はずれる」といった入れ歯の悩みを解消することが出来ますので、一概に入れ歯は良くないとも言い切れません。
入れ歯は、使用する材料に応じて、保険が適用されるものと保険適用がされないものを任意で選択することが可能です。
詳しくは入れ歯を参照下さい。
出典:インプラントジャーナル
この表の見方を説明します。
「入れ歯」
4年経過後に50%の入れ歯が破損・不具合などで作り直しになります。
「ブリッジ」
8年経過後に50%が破損・不具合などで作り直しになります。
「インプラント」
10年経過後でもわずか4%のみが破損・不具合で作り直しとなります。
50%に到達するにはまだまだ時間的余裕があり、しっかりしたメンテナンスを行っていれば、長期間にわたって使用できることが分ります。
この統計により、インプラントが他の治療法と比べどれだけ安定性・信頼性があるか理解して頂けたと思います。
どんな治療であっても、リスクは存在します。
これはインプラントも例外ではありません。まず患者様にそのリスクをしっかり知って頂くことが大切だと思っております。私たちは、患者様ごとのリスクを一つ一つ分析し、それを解決していくことでリスクを抑える取り組みを行っております。
手術時のリスク
1.方向を誤り、隣の歯や骨を壊してしまう。
2.血管や神経を傷つけてしまう。
3.上顎洞といわれる副鼻腔に貫通してしまう。
4.ドリルの摩擦熱による骨の部分的な炎症。
手術後のリスク
1.治療部位が感染を起こしてしまう。
2.不適切な噛み合わせで、骨吸収を早めてしまう。
3.歯磨きの仕方が悪く、周囲の歯ぐきに炎症を起こしてしまう。
このように様々なリスクがありますが、精密検査を行い、その人その人に合った治療計画を立てた上で、経験のある歯科医師がインプラント治療を行えば、それほど心配するようなリスクではありません。
当院では、今まで上記の代表的なトラブルはありません。しかし、次回は100%安全ということは人間が行う治療である限りありえません。次回手術が100%安全と説明できるようになる為には、その実績を日々続け、長期継続させることが大切であると考えます。安全対策の方法としては、当院では複数の歯科医師による治療計画の立案、CTやレントゲンをもとにパソコンソフトでしっかり分析して診断することが重要だと思っております。
CTとは、立体的(三次元)に骨の状態や神経の位置を把握できる特殊な撮影装置です。
インプラント治療においては、様々なリスクが存在します。そのリスクをできるだけ少なくするためには、事前に、より正確な状態を把握することがとても大切になります。従来のレントゲンでは見えなかった事、分からなかった事が、歯科CT撮影なら正確な診査と診断ができ、患者様の安全性とインプラント治療のクオリティーを高めることが可能となります。
【CT画像】 |
【レントゲン画像】 |
※CTは通常のレントゲンと異なり、実際の状態と0.2mm程度の誤差しか生じないため、より正確な診断が可能です。骨の状態を正確にCTで知った上で、適切なインプラントの『長さ』『太さ』『角度』『位置』を決めていきます。
手術が怖い方には静脈内鎮静法を提案させて頂いております。
点滴から鎮痛・鎮静剤を投与し不安や緊張感を取り除く方法です。
患者様は半分眠った状態で手術に臨むことができるので「気がつけば手術が終わっていた」という具合で治療を終えることが出来ます。治療後は眠気・ふらつきが収まり次第そのまま帰宅可能ですので、入院の必要はありませんし、副作用の心配もございません。
また、緊急のためのAED、酸素ボンベも常備していますので安心して治療に臨んで頂けます。
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また最近はインプラント事故が報道されており、インプラント手術は危険で怖いもので
あるいう印象を持たれている方が多いかと思います。
しかし、インプラント手術における失敗の多くは、手術を行う歯科医師の未熟さからくるものがほとんどです。「CT撮影を行わなかった」「実績のないメーカーのインプラントを埋入した」などが原因です。インプラントをしっかり勉強している歯科医師からすると、ありえない状況で手術をしていることが失敗の原因になっています。
インプラント手術はしっかりした知識・経験・準備をしていれば危険のない手術であると断言できます。
技術の進歩により、手術を終えたその日に美味しく食事ができるようになるインプラント治療が存在します。当院でもこの治療法を行っております。
この治療法の説明をする前に、まずは一般的なインプラント治療法をご理解頂く必要があります。
1回法・2回法
これが一般的に行われているインプラントの治療法です。
1回、2回とありますが、これは外科手術をする回数です。
1回法であれば1回の外科手術を行い、2回法であれば2回の外科手術を行います。
一般的なインプラントの治療手順は次のようになります。
1. | インプラント体を埋め込みます。 |
2. | 歯肉を縫合し1~3カ月の安静期間をおきます。 |
3. |
インプラント接続部分の連結治療(1回法ではこれは行いません)と型取りを行い 2週間ほどの安静期間をおきます。 |
4. | かぶせ物をして治療終了となります。 |
インプラント体を入れてからかぶせ物をするまでの安静期間は下あごで1~2か月、上あごで1~3カ月です。治療終了までは期間が少しかかりますが、この期間は、成功率や術後のインプラントを長くもたせるためにはどうしても必要な期間となります。
即日(1日)インプラント(即時荷重とも言います)
これが先ほどお話しした治療法で、手術当日に仮歯を入れ、その日のうちに美味しく食事ができるようになる治療法です。
この術式は、その日のうちに噛みやすくなるというメリットはあるのですが、デメリットも存在します。
それは、その日のうちに物を咬めてしまうので、インプラント体と骨とがしっかり結合していない時期に強い噛み合わせの力がかかり、骨とインプラント体が結合しなかったり、感染して骨が吸収してしまうというリスクがあることです。
治療期間を短くするには、どこかのステップを省略する必要があります。省略すればするほど、インプラント体と骨が結合せず、長くもたないリスクがどんどん大きくなります。
当院では、無理な治療期間の短縮は行っておりません。1~2か月治療期間が長くなっても、安心して長く使えるインプラントを行うことが大切だと思っているからです。またそれが、将来的な患者様のメリットになると思っております。
※海外出張などで、どうしても期間がとれない場合はご相談ください。個別に治療ステップを検討いたします
料金表こちら
入院の必要はありません。手術当日に帰宅できます。
インプラントには保険の適用がありません。自費診療となります。費用はインプラントの本数、取付ける人工の歯の種類、お口の中の状態により人それぞれ異なってきます。まずは担当医とよく相談してからの判断となります。
虫歯や歯周病がある場合は、そちらの治療をしてからインプラント治療に入ります。
インプラント自体はチタン製なので永続的に機能します。しかし、お手入れがしっかりしていないと通常の歯と同様に歯周病のような状態になり、インプラントの周囲の歯がやせてきてグラグラしてきます。しっかりとしたメンテナンスをすることで、10年経過後も95%以上の方々がインプラントを快適に利用しています。
治療方針を違う病院で聞くことをセカンドオピニオンといい、当院でも導入していま
す。ご自身のおからだを安心して任せられる病院を探すのがインプラント治療成功へ
の近道だと思います。当院では統合治療を行っているため、インプラントという選択
肢だけでなく、様々な治療法をご提案できます。その上でじっくり考えて、患者様に
選んでいただければと考えます。
あります。
GBR法・ソケットリフト法・サイナスリフト法という骨を再生・移植する方法で骨の量を増やすことにより、インプラントを埋め込む土台を作ります。
当院ではこの治療法にも対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
事前検査の結果によっては、稀に治療に不適応な方もいらっしゃいます。具体的には下記のような方です。
①成長過程にある若年者の方
②免疫不全の方
③1型糖尿病の方
④常的ホルモン治療・放射線治療を受けている方
また、インプラント治療不適応ですが、生活習慣の改善や、治療による症状改善により、インプラント治療が可能となる場合があります。具体的には下記の方になります。
①お口の中の清掃状態が悪い方
②歯周病の方
③インプラントを埋め込む骨の厚さが少ない方
④喫煙者
⑤骨粗鬆症の方
⑥2型糖尿病の方