interview / セカンドオピニオン・最新器機

interview / セカンドオピニオン・最新器機

+対談

院長1 服院長1 石島1

 

 

徳山権一

 

■歯科医師という仕事をしていての「やりがい」は何ですか?

そうですね。

もともとコミュニケーションが好きなたちなので、患者様とお話をするのが好きなんですよ。歯と関係ないことで話しこんでしまう事もあります(笑)

 

もちろん歯科医師ですから、患者様のお口の悩みもたくさんお伺いします。

昔から通って下さる患者様や、お悩みを包み隠さず率直におっしゃって下さる患者さまもいます。そのような患者様と接していると「頼られているんだな・・・・」と感じることが多々あり、そんな時に「歯科医師になってよかったな」としみじみ感じます。

ささやかですがこれが私の「やりがい」だと思います。

 

 

■ご自身の診療スタイルはどのようなものですか?

やはり患者様とのコミュニケーションが柱になっています。

 

今までの経験や知識だけでも治療は出来ます。

しかし、それが患者様のご要望に合致しているとは限りません。

患者様の「本当の声」を聞きだし、それに可能な限り近づける治療をするためにもコミュニケーションは欠かすことはできません。

 

一般的に歯科医院の経営を成り立たせる為には、

1人の患者様に30分の時間をとるのが限度と言われて

います。しかし、本当に悩んでいらっしゃる患者様に

対して「30分が経ちました。また次回来院して下さいね」

などとは私は言えませんし、言いたくもありません。

やはり、時間という区切りだけで人生を考えてはいけない

というのが私の考えです。

院長2

 

しかし、そうなってしまうと、ついつい時間が長くなってしまい、他の患者様に迷惑をかけてしまう事もありますので、「悩んでいる患者様に対してしっかりした対応をすること」と「他の患者様にご迷惑をかけないこと」の2つをしっかりカバーするような医院体制を築いていくことが今後の課題だと考えています。

 

 

■診療に対してのこだわりはどのようなものですか?

「自分たちが治療した部分は、二度と治療したくない」という想いで診療にあたっています。

 

人生に「永遠」はありえません。しかし、それに近づけることはできます。

やはり、自分が治療した部分が、すぐにダメになってしまうと色々な意味で本当にショックをうけます。

患者様に申し訳ないとか、自分の未熟さを感じる瞬間ですね。

そうならないために、日々、常に全力で診療に当たることが私の「こだわり」です。

 

 

■松代歯科を一言で表現すると?

「常に改革」

 

いろんな意味での改革ですね。結果的に先走ってしまうこともあるのですが(笑)。

 

具体的には、患者様に利益になるものは惜しまず積極的に取り入れるということです。

変革することに憶病にならないという事が大切だと思っています。変革に目をつぶっていたら衰退しかないですので。

常にアンテナを張り巡らして勉強する。

ある意味「勉強する歯科医院」ともいえますね。

 

 

■患者様に対してメッセージをお願いします。

常に患者さんの利益になる事を優先して取り組んでいる

歯科医院である事を理解して頂きたいです。

そして、患者様はなるべくわがままを言って下さい。

それに対応するだけの知識・設備・技術が備わって

いますし、もしそれがない場合は積極的に勉強していきます!!

 

これからも松代歯科医院をよろしくお願い致します!!

院長3

 

 

 

徳山鐘雄

 

■歯科医師を目指したきっかけは?

兄貴(院長)が歯科医師になったのが大きいです。

父の影響も大きいですね。手に職をつけるということが父の教えだったので。

 

■歯科医師になっていなかったらどのような職業に就いていましたか?

世界を飛び回るビジネスマンになりたかったですね(笑)。

商社とか証券会社のディーラーなど・・・。

世界を飛び回る。なんか魅力的ですよね(笑)。

 

■この仕事をしていてやりがいを感じるときは?

やっぱり、あれでしょう。

患者さんに喜んでもらえたときです。

 

患者さんの中には、お口の悩みを抱えて歯科医院を転々とされている方がおられます。

 

例えば、「慢性疼痛症」という、医学的に認められた病気があります。

これは、3ヶ月間、同じような痛みが継続して生じると、中枢神経系に痛みの記憶が残ってしまう病気です。そうなると痛みの原因が除去されても、

あらゆる刺激に対して非常に敏感になってしまいます。

なにをされても痛い。これは精神的なものではなく、

実際このような病気が存在します。

 

これをわかっていない歯科医師が多い。

このことを分ってあげて、

適切な対応をしないと患者さんは混乱してしまいます。

すべてがすべて慢性疼痛症とは言い切れませんが、

このような可能性も考慮して治療に向かわなければならない。

服院長2

 

 

■治療に関してのポリシーは何でしょうか?

とにかく治療におけるクオリティは下げたくないです。

 

特に「歯の根っこの治療(根管治療)」に関しては。

日本ではまだまだ歯の根っこの治療に対する治療体制が整っておりません。

これは保険制度に問題があり、本来ならば時間をじっくりかける治療であり、かつ、技術力が非常に問われる治療でもあります。アメリカではこの治療を専門に行っている歯科医師もいるくらいです。

しかし、日本の保険制度では、多くの時間や設備を使ってこの治療をしてしまうと、経営上の採算が合わなくなってしまいます。ですので、どの歯科医院で泣く泣く治療のクオリティを下げざる得なくなってしまっています。

しかし、歯の根っこの治療は歯の基礎(土台)となる治療なのでしっかり行わなければならなりません。

あまり口外することではありませんが、当院では採算度外視で治療をおこなっています。

基礎をおろそかにしてしまうと、その歯の寿命は短くなりますので。

 

あるとき患者さんにこう言われました。

 

「なんでこんなに時間をかけて治療をするのですか?」

 

その時は即答できませんでしたが、次回来院された時にこうお伝えしました。

 

「歯科医師ですから・・・・。私たち以外に治せる人はいないので・・・。」

 

治せるのは僕たちしかいないんですよね(笑)。

内科に紹介するわけにもいきませんし(笑)。

ですから、決して手を抜くことはできません。

 

 

■最後に読者へメッセージをお願いします。

私は医療人ですので、日々研鑽することは当然のことだと考えています。

 

しかし、あえて言わせて頂きたい。

 

「良い歯科治療をご提供するため、新しいそして患者様にメリットのある適切な治療法・治療技術を求めて日々研鑽しております」

 

お口の事で、色々と悩んでいる方がいっぱいいると

思います。

松代歯科医院ではその悩みに真摯に取り組むことが

できる体制ができていますので、是非相談に来て欲しい

と思います。以上!!!

 

 

 

石島

 

■どのような時にこの仕事に面白みを感じますか?

自分の行った治療が、効を奏した時ですね。

次に来て頂いたときに、「痛みがなくなったよ!」とか、「噛みやすくなったよ!」とか、「綺麗になったよ!」などと言って下さる時が非常にやりがいを感じます。

 

 

■何を専門にされていますか?

この治療に特化したいとは考えていません。

来院して頂いた患者様のすべてにお悩みに対応できるオールラウンダーになれるよう目指しています。

 

 

■松代歯科医院を一言で表現すると?

設備が充実していること、副院長を中心にセミナーや勉強会に参加していることが特徴だと思います。

これにより治療や考え方が医院に持ち込まれ、それが患者さんにすぐに還元される仕組みが整っていることが優れていると感じますね。

 

松代歯科は、つくばの地域ではしっかりとした歯科医院だと個人的には考えています。

周りが見えていないと言われてしまうと、

確かに客観的な事実があるわけではありませんので

何とも言えませんが(笑)

しかし、ドクター含めすべてのスタッフが患者様の

ためを常に考え行動している。

機器の導入も「患者様にメリットがあるか否か」

を基準に選定している。

治療もそれぞれこだわりを持ってやっている。

これらを考えると、やはり私は松代歯科で働いていることに

誇りを持っていますし、しっかりした歯科医院だと感じます。

 

石島

 

■何か患者様に伝えたいことはありますか?

お口の中の健康は当然ですが、お口の中の健康を通して患者様の人生を豊かにするお手伝いをさせて頂きたい。

 

自分の歯でものを食べるということは非常に大切なことです。

野生動物であれば「歯がなくなる=死」と言われています。

人間は歯がなくなっても回復する知識・技術(入れ歯・ブリッジ・インプラント)もあるので問題ないのですが、やはり噛みごこちや機能性を考えると天然歯に勝るものはありません。

 

歯を失わないための予防的な行動、そしてその先にある豊かな人生を患者様と共に成し遂げていきたいです!!

 

そのためには歯科医院を是非うまく活用して下さい!!

 

 

 

 

 

+セカンドオピニオンに関して

例えば、ある症例を100人の歯科医師が診断したとします。

100人の歯科医師の診断内容はどうなると思いますか?

患者さんは「1つの答え」に落ち着くと考えがちですが、実際は何パターンもの治療法が提示されることになります。

これは歯科医師の考え方・流派・得意不得意が存在するためです。

 

まずはこの事実を理解して下さい。

 

「この症状であれば、この治療しか存在しない」という事はまずありません。

 

こうなってしまうと、「どの治療が適切なの?」と不安に感じてしまうと思います。

 

しかし、どの治療法が良いのかは患者さん自身の「価値観」に左右されることとなります。どの治療法にもメリット・デメリットが存在しますので・・・。

 

例えば「家」に関して考えてみてください。

 

「とにかく一戸建てが欲しい!!」という人もいれば、

「高級マンションに住みたい!!」という人もいます。

 

どちらを購入するにもメリット・デメリットが存在します。

あとは、その人の価値観次第でどちらを購入するかが選択されます。

 

歯科治療の選択に関しても同じことが言えます。

 

治療法の選択に悩んだ場合、患者様ができることは、それぞれの治療法のメリット・デメリットを理解し、御自身の価値観に合った治療法を選択することです。

 

しかし、1人の歯科医師の話だけでは、先ほども申したようにその歯科医師の考え・流派・得意不得意によって提案する治療法が異なります。

 

そこで「セカンドオピニオン」が登場します。

 

複数の医師の提案する治療法を聞き、

その中で患者様の価値観に合った治療法を

選択してください。

 

また、セカンドオピニオンは単に複数の医師の

「考え」を聞くだけではありません。

その医師の「人柄」なども直接に感じることが

できます。

兄弟

 

「この先生になら任せても大丈夫だ」

「この先生が提案する治療法なら」といった感情も生まれてくるでしょう。

 

歯科医療は「人と人」が信頼関係に基づいて行う治療です。

「この先生になら!」と思える歯科医師を見つけるためにセカンドオピニオンを利用するのも1つかもしれません。

 

当院ではセカンドオピニオンを行っていますので、お気軽にご相談ください。